cool water

今年のF1はおもしろい！

という人、結構ブログなどで見かけるけど、私はまったくそう思わない。
ブラウンGPが強いのは、どのチームにとっても初めてとなるくらい大きなレギュレーション変更に
昨年を捨てホンダが1年掛け車を作ったから。
フェラーリやマクラーレンはチャンピオンを掛けて戦っていたからその余裕は無かった。
それだけ。

ターボの禁止とか、ハイテクデバイスの禁止とか、V8エンジンへの変更とか、
過去にも変更はあったけれど、今回のはちょっと違うと私は思う。
F1をリセットしすぎている。
勢力図が変わったところで、それは作為的なルール変更によるものであって、
下位に沈んでいる名門チームの衰退ではない。

確かに、大きな資金力を持たないプライベーターチームの上位進出はわくわくする。
しかし、ブラウンのそれは、かつてポールリカールでプロストに抜かれるまで
トップを走ったカペリのレイトンハウスや、アメリカGPにおいて非力なコスワースV8で
ホンダV12のセナを翻弄したアレジのティレルとは違う。
ルールが変わったから偶々速いのだ。
これでは去年初優勝を飾り、その速さを見せ始めたベッテルがかわいそうだ。
ベッテルが速いのか、ルールに保護されているのかわからなくなってしまう。

さらに、モズレーの考えでは来年は開発資金制限をするらしく、
フェラーリやトヨタ、ルノー、レッドブルなどのチームは「だったら参戦しない」と言っているらしい。
それがいい。そんなルール変更ばかりでじっくりと戦うことができないのであれば、
いっそ別のリーグを作って走ってもらいたい。

そして、ついでに、そのリーグの日本での放映権はフジテレビ以外が取得して欲しい。
コロコロルールばかり変わって本来の速さの追求、テクノロジーの進化ではなくなるのであれば、
あの鬱陶しいフジテレビの地上波F1演出と共に消滅すればいい。

勝手ばかり言ってるとは思うが、それが20年F1を毎回楽しみにテレビで観戦してきた私の見解である。



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